プラハ滞在記

2ヶ月のプラハ滞在の備忘録

番外編2~ブラチスラヴァ(スロヴァキア共和国)~

Dobrý den!

こんにちは!

 

気づいたら滞在期間が1ヶ月を超えていました。

そして全くブログを更新していないことにも気づきました…。

ここから鬼のように過去を振り返っていこうと思います。

 

さて、今回はチェコ共和国のお隣にあるスロヴァキア共和国の首都、ブラチスラヴァについてです。

 

…てか、番外編多くない?

という突っ込みは置いといて…

 

なぜ今回ブラチスラヴァへ行ったかというと、所用ができたからなのです。

そのついでに観光もしよう!という感じで、割と軽い気持ちで訪問しました。

 

結論:ものすごく快適なところ。

 

では、ブラチスラヴァの見どころなどについて紹介していきます。

 

  

プラハからの所要時間など

先ほど書いたように、ブラチスラヴァは、チェコ共和国の隣国のスロヴァキア共和国にあります。

なので、電車やバスで移動するのが楽ですし、安いでしょう。

今回私は、電車(EuroCIty、国際列車)を利用しました。

 

電車やバスを利用する際には、事前にチケットを購入する必要があります。

基本的には、英語で出発地と到着地を入れてググれば、購入できるサイトがヒットしますので、そのサイトでeチケットの形で購入するのが一番楽でしょう。

それ以外なら、鉄道駅のチケット売り場あるいはバス会社のオフィスでも購入可能です。

 

基本的にヨーロッパの鉄道駅には、日本のような厳格な改札がありませんが、eチケットを持っていないと当然乗れません。

紙に印刷したものを持参していれば大丈夫です。

車内では2回、検札がありました。

その際にeチケットを見せるだけで検札終了です。

また、車内販売もあり、コーヒーやビール、お菓子などを買うことができます。

そしてコンセントもついています。

到着地に着くまでに電池切れ…なんて心配も無用です!

※私はそのことを知らず、行きの電車でほとんど電池を使い切り、帰る頃にはスマホはただのプラスチックの板と化していました…。

 

電車は、いくつかの駅を経由し、ブラチスラヴァに到着します。

所要時間は、だいたい4時間半でした。

外に見える景色は、のどかな平原がひろがる農村的なもので、大変心が和みます。

 

ブラチスラヴァの観光

電車で到着するのは、ブラチスラヴァ中央駅(Blatislava hlavná stanica)です。

中心市街地からは北側にやや外れた場所にあり、中心地までは徒歩で約20分で着きます。

駅に到着すると、早速「Welcome to Slovakia」の文字がお出迎え。

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さまざまな国からの観光客であふれかえっていました。

 

さて、まず向かったのは、旧市街にある「フヴィエズドスラヴォヴォ広場(Hviezdoslavovo námnestí)」です。

名前が読みにくい!

この広場の東端には、スロヴァキア国立劇場と、その目の前には噴水があります。

プラハで言うところの、ヴァーツラフ広場のような感じの広場です。

ここで、所用がある人との待ち合わせをしていました。

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所用の話はすっ飛ばして、観光の話を続けます!

この街で食べたのは、チーズフライです。

果てしなくカロリーが高めですが、外はカリッと、中はジュワっとチーズがとろける、そんな料理でした。

おいちい。

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付け合わせには、Kofola(コフォラ)を飲みました。

コフォラって何やねん!と思われた方のための解説。

かつて社会主義だった時代に、コカ・コーラペプシコーラは資本主義の象徴ということで、入手が困難(ほぼ不可能)でした。

そんな状況でも、コーラが飲みたい!

創意工夫の才にあふれた当時のチェコスロヴァキアの人たちは、自分たちで「コーラのような何か」を作り上げます。

それが、Kofola。

 

日本人が慣れ親しんだコーラとは少し違って、フルーティーな感じが強く、かつカフェインが多く含まれています。

とはいえ、炭酸はそこまで強くなく、非常に飲みやすいです。

 

 

腹ごしらえを済ませて、観光に向かいます。

まず向かったのは、旧市街地の中心部にあるHlavné námnesti(フラヴネー広場)。

この辺りはたくさんの見どころが集中しています。

 

例えば、ミハエル門

かつて旧市街を取り囲んでいた城壁の名残を残す、城門です。

しかし現在ではこの門が残るのみです。

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天気が良く、青い空に白い壁がよく映えています!

これ以外にも、旧市街をぐるっと回ると色々な大聖堂や教会が見られます。

 

 

さて、旧市街をぐるっと回ってから次に向かったのは、ドナウ川を結ぶ橋にある「UFOの塔(Výhlíadka UFO)」です。

この塔は、形がUFOのように見えるためにそのように名付けられ、塔の上の展望台からはブラチスラヴァの市街地が一望できます。

 

実はブラチスラヴァは、プラハから行くよりもオーストリアの首都ウィーンから行く方が近いんです!

ウィーン、ブラチスラヴァ、そしてハンガリーの首都ブダペストは、ドナウ川に面する三大都市で、それぞれの距離がかなり近い位置にあります。

そのため、ウィーン・ブラチスラヴァ間は、バスでなんと約1時間で行けてしまうのです。

ウィーンを観光される方は、少し足を伸ばしてブラチスラヴァブダペストにも行ってみてはいかがでしょうか?

 

話が脱線してしまいました。

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見てくださいこの景色たち!

展望台からは、何にもさえぎられることなく、360度の大パノラマを堪能できます!

旧市街側(上の写真)には、市のシンボルのブラチスラヴァや古い町並み、そして新しくできつつあるオフィス群などが見られます。

一方のその対岸(下の写真)では、社会主義期に作られた大規模な集合住宅群が目を引きます。

この景色を見ることができただけでも、ブラチスラヴァに来てよかったと思えます。

 

つづいて、塔を降りると川沿いに公園が広がっているので、岸辺を散策しました。

すると、突然 ビ ー チ が出現します。

何のことを言っているか分からねぇと思うが…(以下略)。

突然ズンズンとノリのいい音楽が流れて来て、白い砂浜が出現し、水着のネーチャンが寝そべるゾーンが現れます。

ここで水着のネーチャンを見ながらビールで一服。

景色も良く、風も涼しく、非常に優雅なひと時を過ごすことができます。

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どっからどう見てもビーチですね。

 

そしてもう一本ドナウ川にかかっている橋を渡って、駅に向かって、観光を終えました。

 

ブラチスラヴァの交通など

今回私は使いませんでしたが、ブラチスラヴァにもプラハ同様、トラムとバスが走っています。

なぜ使わなかったって?それは節約するため…

観光で利用するのは、主にこの二つでしょう。

メトロは残念ながら走っていません。

 

プラハと同様、チケットの買い方・種類、そして利用方法は一緒です。

ただし、スロヴァキアはユーロ加盟国なので、ユーロの用意(特に小銭)をお忘れなく!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

日本にはあまりなじみが深くない(かもしれない)スロヴァキアの首都、ブラチスラヴァに行きたくなりましたか??

東ヨーロッパを旅行する機会があれば、ぜひ行ってみてください!

 

以下は個人的な感想ですが、ブラチスラヴァは、他国の首都と違って、あまり観光客がおらず、そして街自体もさらにコンパクトです。

そのため、比較的短時間で見て回ることもできますが、ぜひじっくりと宿泊して堪能することをおすすめします。

非常に落ち着いた雰囲気で、地元の人も多く、「あまり観光地化されていない観光地」とも言えるのではないかと思います。

その意味で「ありのまま」の東ヨーロッパを見ることができるのではないでしょうか。

 

では、今回はこのへんで。

Ahoj!